辻本珈琲 18周年
コーヒーは不思議な飲み物です。
その昔、イスラムからヨーロッパに伝わった当初は見たことのない黒い液体を
「悪魔の飲み物」として怖がる人もいたとか。
ですが、その香り、味わいは瞬く間に世界へ広がり
いまでは多くの人々に愛飲される飲み物となりました。
そして美味しさの進化は休むことなく、
私たちコーヒーを愛するものの興味は尽きることがありません。
すてきなじかんプロジェクトでは、皆さまと一緒にコーヒーを通じて
ほっこりしたり、時にワクワクする
「すてきなじかん」を過ごしたいと思います。
15周年を記念したドリップコーヒー
「雨あがりのじかん」
私たちが運営する TSUJIMOTO coffee は
2018年7月17日をもちまして、15周年を迎えました。
その際に“すてきなじかんプロジェクト”として
「雨あがりのじかん」コンテストを開催いたしました。
もしよろしければ、以下もご覧くださいね。
ご好評につき、それぞれの季節の雨あがりのじかんをイメージし、
内容を変えつつ継続販売することとなりました。
これからのドリップコーヒー「雨あがりのじかん」もお楽しみに！
雨、やみましたか？
雨になると頭痛が気になる。
この日は久しぶりの休日、
傘をさして靱公園を待ち合わせの
時間まで歩いていた。
特にあてもなくブラブラと。
人気のない公園を右に眺めながら、ただ歩いていた。
ぽん、ぽん、ぽぽん。
まだ休日の朝が若いからか、
通りは車の往来もなく
傘が弾く雨音が心地よい。
普段は控え目にしている土の香りが立ち上る。
足元の水たまりを気にしながら
傘の露先の向こうに一軒の洋服屋が目にとまった。
傘をたたみ、店内に入ると一人の常連客らしき男と
店主が楽しげに話していた。
僕はぐるりと店を見渡し、物色していると
「ありがとうございます。」
男が店主との会話に満足すると、出口に向かい
店主も足早に男の傘を用意しドアを開けた。
「雨やみましたか。」
店主は空を見ながら、呟いた。
僕も店主の声に寄せられ外を眺めると
温かな日差しが雲の切れ間からさしていた。
コーヒーは飲む人にやすらぎをもたらし、
時に一歩前に進む勇気をくれる不思議な力を持った飲み物です。
それは“スイッチ”のようでもあり、
雨から晴れに変わる「雨あがりのじかん」にも似ていると感じています。
今回のコンテストの主役はコーヒーではなく、
参加いただく皆さま一人ひとりです。
参加いただく皆さまにはそれぞれがイメージする
「雨あがりのじかん」をコラム、または写真で企画にご応募頂きます。
お寄せいただいた作品の中から選考の上、
“ベスト雨あがりスト”な方には豪華な賞品をプレゼントいたします。
募集終了いたしました。たくさんのご応募ありがとうございました。
| 応募締切 | 2018年7月15日（梅雨が明けるころ） |
|---|---|
| 応募資格 | コーヒーがお好きなら誰でもOK |
| 賞 品 |
|
| 結果発表 | 2018年8月下旬予定 雨あがりのじかんコンテンツページで、アカウント名またはニックネームにて 発表いたします。なお、ニックネームが他の方と重複していた場合は入賞の方へ 直接ご連絡いたします。入賞者の方は、9月30日までに当店へご連絡ください。 賞品の発送につきまして、ご相談させていただきます。 ※入賞作品は、雨あがりのじかん公式ホームページやその他印刷物に掲載いたします。 |
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